衆議院の予算委員会で国民民主党の玉木代表がガソリン税を引き下げる「トリガー条項」を来年春以降に発動すると岸田総理が決断すれば、「今回の補正予算に賛成してもいい」と異例の提案をしました。

国民民主党 玉木代表
「私もある種、政治的な政治生命をかけていろんなことやってきますので、総理が本当にご決断いただけるのであれば、今回の補正予算賛成してもいいと思ってます。それくらい私かけています。総理が来年の春以降ですね、トリガーでやるんだということを、今、明言していただければ、我々としてもしっかりと応えていきたいと思いますが、いかがですか」
岸田総理
「トリガー条項の凍結解除についても与党と国民民主党の政策責任者のもとで、総合的に勘案して検討を進める。このことは有意義だと思っております」

国民民主党 玉木代表
「私も結構思い込めて、今、申し上げたんです。有意義な協議をします。決して無駄な協議はしませんけれども、やはり総理として総裁として、その先の姿の大きな方向をご決断いただけないでしょうか」
岸田総理
「出口戦略を考える上で、与党と国民民主党との間で検討したいと思います」

国民民主党 玉木代表
「やっぱり、総理大臣が信念を持って決めるということをですね。もう来年の春からはトリガーの発動、ここで決断出来ませんかね」
岸田総理
「はい、来年の春以降の出口戦略について、トリガー条項の凍結解除も含めて、ぜひ与党と国民民主党で検討したいと思います。検討いたします」

玉木氏の度重なる提案に対し、岸田総理は最終的に「トリガー条項の凍結解除も含め検討する」と答えました。

与党への接近姿勢が鮮明となっている国民民主党は、過去に「トリガー条項」をめぐって与党との3党協議を行ったほか、野党であるにもかかわらず予算案に賛成したことがあります。