地域の身近な相談相手として、課題を抱えている人を支援するボランティア、民生委員・児童委員の大会が那覇市で開かれ、それぞれの委員が日頃の活動を通じて感じた課題などが共有されました。

この大会は、那覇市内で活動する民生委員・児童委員が地域づくりについて共通理解を深め、今後の活動に役立てようと毎年、開かれているものです。

会では、一人暮らしの高齢者の孤独死など日頃の活動の中で見えてきた課題が報告され、地域のつながりが希薄化するなかで、見守りや支援の在り方が提言されました。

また、台風や豪雨、地震などの災害発生時に、直接支援に入った民生委員が犠牲となるケースもあることから、防災活動にあたる際の注意点などが確認されました。

那覇市では、今年9月1日時点で、民生委員・児童委員の欠員が150人にのぼるなど担い手の不足が深刻な課題となっていて、那覇市民生委員児童委員連合会は必要性の周知に努めたいとしています。