川村選手の輝かしい成績の裏側にあったのは去年の悔しさでした。
選抜大会優勝の肩書きを持って挑んだ高校2年生時のインターハイ大会で、まさかの準々決勝敗退に終わります。
しかしこの試合が、川村選手を成長させるきっかけとなりました。

【川村萌斗選手】
「去年悔しい思いをしてきている分、雪辱を果たすために頑張ってきた」
「一番頑張った点、力を入れた部分はディフェンス面。2年生の時のインターハイで負けた理由っていうのも、自分はディフェンスが本当に全然うまくなくて…」
【仁多見史隆監督】
「2年生の時は攻撃に力を入れすぎてたんで、1発良いパンチをもらってしまうとダウンを喫するというシーンがあった。そこから今度はディフェンスにも力を入れて隙がなくなった。今の彼の一番の持ち味は隙がないところ」

武器である左ストレートを中心に手数重視だったスタイルから、相手との距離感を意識してディフェンス力を強化して迎えた今年のインターハイでは、見事な初優勝で雪辱を果たしました。
【川村萌斗選手】
「インターハイは一番人数が多いんで、高校生活集大成の大会での優勝がやっぱり一番大きいかなと思います。本当に嬉しくて、すごく泣いちゃいました」