本格的な冬の訪れを前に、スキー場も始動です。福島県内で最も早い、11月23日のオープンに向け、北塩原村のスキー場では、今シーズンの安全祈願祭が行われました。
阿部正輝記者「ご覧のように、ゲレンデにはうっすらと雪も付いています。人工降雪機も稼働させ、スキーシーズン開幕に向けた準備が着々と進められています」
北塩原村のスキー場「グランデコスノーリゾート」。23日に県内のスキー場で最も早く今シーズンの営業を始めます。ゲレンデでは、20日から人工降雪機を稼働させるなどコースの整備が徐々に進んでいます。
グランデコスノーリゾート・丸山貴雄さん「人工降雪機は26台完備されている。自然雪も伴ってくれば、より安全で楽しんでもらえるコースが作れる」
20日は、安全祈願祭が行われ、関係者およそ50人がシーズン中の安全を祈りました。
運営会社が変わって初めてのシーズンを迎えるグランデコ・スノーリゾート。今年は、最長4500メートルの広くなだらかなコースをいかすため、ジャンプ台などのアトラクションを減らし、初心者やファミリー層に優しいコースを整備します。
一方、上級者向けには自然の地形を生かしたツリーランと呼ばれるコースを新たに設けます。本格的なコロナ明けを迎えた今シーズン、県内外のスキーヤーを中心に、去年よりも5万人多いおよそ15万人の来場を見込んでいます。
丸山さん「より幅広い層の皆様に楽しんでもらえる工夫をした。安全祈願祭が降雪がある中で行われたということは、(今シーズンは)期待できるものになると思う」
グランデコ・スノーリゾートによりますと、全てのコースが滑走できるようになるのは、12月9日ごろになる見通しだということです。
また、県内では12月1日に、旧アルツ磐梯と猫魔スキー場が統合した「ネコママウンテン」がオープンする予定で、冬の観光の盛り上がりが期待されます。














