2021年1月、当時所属していた部隊で上司の端末に不正アクセスし幹部しか見ることのできない資料を入手したなどして海上自衛隊大湊地方総監部は11月20日付けで20代の男性自衛官を懲戒免職処分としました。
懲戒処分を受けたのは大湊システム通信隊に所属する20代の3等海曹の男性自衛官です。海上自衛隊によりますと、この男性自衛官は2021年1月頃、大湊地方総監部ではない当時所属していた別の部隊で興味本位から上司の端末に不正アクセスをしました。そのうえで幹部しか見ることのできない資料を入手し、その資料を他の隊員に閲覧させ適切に廃棄しなかったということです。
男性自衛官は当時もシステム通信を行う部隊に所属していて上司の端末にアクセスするための情報については業務上知っていたということです。
隊員の懲戒処分について大湊システム通信隊司令の渡部永2等海佐は「今後隊員に対する指導を徹底し、厳正な規律を保持させるようより一層の指導・教育を行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしてます。
海上自衛隊大湊地方総監部では2023年度に入り隊員の懲戒処分が相次いでいて、今回で8件目です。