■フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権大会(18日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)
全日本ジュニアは女子のショートプログラム(SP)が行われ、大会3連覇を狙う島田麻央(15・木下アカデミー)はコンビネーションジャンプをミスし、63.34点でまさかの4位スタート。1.96点差の65.30点で前年4位の櫛田育良(16・木下アカデミー)が首位発進となった。
2連覇中の女王の名がコールされると会場は、ひときわ大きな歓声が上がった。29番滑走で登場した島田は、冒頭のダブルアクセル(2回転半)を危なげなく着氷。しかし、続く3回転フリップで着氷が乱れ、コンビネーションジャンプをミスしてしまう。その後は、ミスを引きずることなく最後の3回転ルッツはまとめるも、63.34点の4位スタートとなった。
ミスのショックからか得点を待つ間、目に涙を浮かべる島田。試合後には「コンビネーションまでいかない事が練習でもなくて、頭が真っ白になった。フリーには気持ちを切り替えて臨みたい。今年はユースオリンピックも決まる試合になるので、選ばれるようにフリーに巻き返したい」と意気込んだ。
フリーで島田の逆転優勝となれば、1996年の荒川静香、2003年の安藤美姫以来、女子史上3人目の3連覇となる。
女子フリーは19日に行われ、SP上位24人で争われる。
【女子シングル・ショート結果】
1位 櫛田育良 65.30
2位 柴山 歩 63.68
3位 髙木 謠 63.52
4位 島田麻央 63.34
5位 村上遥奈 62.30














