■男女7人制ラグビーアジア予選(18日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)
1枚のパリ五輪への切符を目指して行われた男女7人制ラグビーのアジア予選が開幕した。男子日本代表は3試合を行い、インドを50ー0、韓国を34ー0で勝利、中国には14-21で敗れたものの、2勝1敗で明日の準決勝へ駒を進めた。一方、女子日本代表は2試合を行い、カザフスタンを43ー0、タイを19ー0で下し、こちらは2連勝で準決勝進出を決めた。
日本は男女ともに、16年リオ五輪、21年東京五輪に出場。3大会連続の五輪を目指し挑んだこの大会。男子は8チームを2組(プールA 日本、中国、韓国、インド、プールB、香港、アラブ首長国連邦、シンガポール、タイ)に分け、女子は7チームを2組(プールD、日本、タイ、カザフスタン、プールE、中国、香港、インド、グアム)に分けて、それぞれ1次リーグを行い。男女ともに各組の上位2チームが、19日の準決勝に進む。
男子の初戦の相手はインド。前半開始早々、早稲田大ラグビー部で主将を務めた丸尾崇真(24)が先制のトライを挙げる。さらに相手反則からの早いリスタートで、リーグワン、トヨタに所属する谷中樹平(23)が突破し、東京大会から2大会連続の五輪出場を目指す石田吉平(23)がトライ。その後も、浦安D-Rocksの石田大河(26)の2トライ、NTTドコモ、吉澤太一も2トライなど、リーグワン勢の活躍もあり、50-0でインドに圧勝した。
約3時間後には、アジア大会杭州で銀メダルの韓国と対戦。銅メダルと悔しい思いをした日本は、前半から石田吉、奥平湧(24)らが連続トライ。さらに石田大がハーフウェイライン付近から50mを独走してのトライも決め、攻守で韓国を圧倒。34-0と2試合続けて相手を完封し2連勝とした。
その3時間後、予選最後の試合である中国戦、この日初めての失点を喫した日本、14-7とリードして前半を終えるが、後半2分、中国に再びトライを奪われ14-14の同点に追いつかれる。そして、残り1分、石田大が反則でイエローカードを貰い2分間の退場を命じられる。6人で戦う日本は、試合終了直前、中国に痛恨のトライを奪われ14-21で敗れた。予選を2勝1敗で1次予選を1位で通過し、準決勝進出を決めた。
■女子日本代表”サクラセブンズ”は2連勝で準決勝へ
女子は初戦、東京五輪を経験した堤ほの花(26)が3トライの活躍を見せカザフスタンを43-0で下し、好スタートを切った。その3時間20分後のタイと一戦では、開始1分に自衛隊体育学校所属、梶木真凜(24)が先制トライ。後半には堤もトライを奪うなど19-0と、相手に1点も与えない完璧な試合で2連勝を飾り、予選を1位通過して準決勝進出を決めた。














