アジアプロ野球チャンピオンシップ決勝(19日、東京ドーム)で先発する西武の今井達也(25)が「ピッチャー陣がすごく頑張っていると思うので、しっかり抑えられるように」と意気込みを語った。

7年目の今シーズン、自慢の直球を軸に自身初の二桁となる10勝をあげ、オーバーエイジ枠で侍ジャパン入りした今井。韓国と台湾の勝利チームが決勝の相手となるが「真っすぐに強いバッターがたくさんいるので、そこでまず力負けしないこと。あとは変化球でカウントや空振りが取れたりというのが大事」とテーマは明確だ。

「宮崎で投げている時とドームで投げている時では、ボールの滑り具合が若干違うみたいなので、登板し終わった選手に聞いて対応していきたい」と投手陣一丸で対策を練る。大会連覇のかかるマウンドへ「本当にやれることを精一杯やるだけだと思っているので、一球一球、一生懸命投げる」と今年最後の実戦を意識した。

井端弘和監督(48)も決勝を託す今井に「来ている投手の中でも一番ボールが強いですし、実績もありますので、初回から飛ばしていってほしい」と期待を募らせた。