■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 日本代表 10ー0 オーストラリア*8回コールド(18日、東京ドーム)

井端弘和監督(48)が率いる侍ジャパンがオーストラリアに8回コールドの完勝で3連勝を飾り1次リーグを1位での突破を決めた。打線は万波中正(23 日本ハム)のタイムリースリーベース、藤原恭大(23 ロッテ)のタイムリーを含む3安打など13安打10得点、投手陣は先発・早川隆久(25 楽天)が5回までパーフェクト投球、6回からの救援陣3投手も1安打無失点に抑えた。19日の決勝は韓国と台湾の勝者と対戦する。

台湾、韓国に2連勝し決勝戦への進出を決めている日本はスタメンを大きく変更、森下翔太(23 阪神)と牧秀悟(25 DeNA)をスタメンから外し、小園海斗(23 広島)が3番、万波中正(23 日本ハム)が4番に入った。

先攻の打線は1回に藤原恭大(23 ロッテ)の三内安打、岡林勇希(21 中日)の四球で無死一・二塁とすると小園がセンターへタイムリーを弾き返し1点を先制。

先発は早川隆久(25 楽天)で捕手は古賀悠斗(24 西武)が初めてマスクを被った。早川は1回は左飛、三ゴロ、二ゴロを打ち取って3人で退ける。

3回の攻撃では岡林と小園の連打で二・三塁とすると捕逸、万波がライトへタイムリースリーベースを弾き返し、3ー0とする。

打線は4回に門脇誠(22 巨人)の内安打、藤原の四球、岡林の内安打1死満塁から小園が押し出し四球を選び、4ー0とリードを広げる。

早川は3回には三者連続空振り三振を取り、5回までオーストラリアに1人の走者も許さなかった。早川は5回を投げ打者15人に63球、7奪三振、無失点に抑えた。

6回の攻撃で藤原のヒットと敵失で無死一・三塁から小園の遊ゴロ併殺打間で5ー0とする。

6回のマウンドは吉村貢司郎(25 ヤクルト)が登板し三者凡退に抑える。

打線は7回2死満塁から藤原が、この日3安打目となる2点タイムリーをライトへ飛ばし。さらに途中出場・石橋康太(22 中日)も連続タイムリーを放ち、8ー0とする。

7回も吉村が続投し2死まで取り佐藤隼輔(23 西武)にスイッチ。佐藤隼は先頭打者に、この試合で初めての走者となる四球を与え、連続四球にⅭ.キャンベルに初ヒット打たれ2死満塁に。ここでL.スミスを二飛に取り、無失点で切り抜けた。

8回の攻撃で敵失と秋広優人(21 巨人)の四球で2死一・二塁から途中出場・野村佑希(23 日本ハム)がセンターへ2点タイムリーを打ち返し、10ー0とコールド・スコアとした。

8回は4番手・清水達也(24 中日)が三者凡退に抑えた。

【侍ジャパンスタメン】
1)藤原恭大(23、ロッテ)レフト
2)岡林勇希(21、中日)センター
3)小園海斗(23、広島)ショート
4)万波中正(23、日本ハム)ライト
5)佐藤輝明(24、阪神)DH
6)秋広優人(21、巨人)ファースト
7)野口智哉(24、オリックス)
8)古賀悠斗(24、西武)キャッチャー
9)門脇誠(22、巨人)セカンド
先発ピッチャー・早川隆久(25、楽天)

今大会は日本、台湾、韓国、オーストラリアが参加。総当たり戦の1次リーグを戦い、19日に決勝、3位決定戦が行われる。

■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾 0-4 日本
11月17日 日本 2-1 韓国
11月18日 豪州0ー10日本 *8回コールド勝ち
11月19日 3位決定戦(11:00)・決勝(18:00)