岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題で、医師など有識者が住民の健康への影響などを話し合う委員会がきのう(17日)開かれました。

委員会は町が設置したもので、大学の教授や医師ら9人で構成されています。

会議では暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された浄水場の水を飲んだ地区と、他の地区の特定健診の比較から、住民の健康状態に差がなかったことが報告されました。

また今後、健康状態をどう経過観察していくべきか意見が交わされ、特定健診など既存の方法だけでなく、数年おきの血液検査も有効ではないかという意見も出されました。

(岡山大学大学院 頼藤貴志教授(対策委員会委員長))「町民の方たちはいろいろご不安に思っていらっしゃると思いますので、なるべく住民の方に直接私たちのほうからお伝えしていきたい」

吉備中央町は22日、頼藤教授が分析した住民の特定検診のデータをもとに、健康への影響について説明会を開くということです。














