検札不要で車掌は負担軽減へ
自由席の廃止には、乗務員の負担軽減という理由もあります。
座席指定券は、駅の改札口通過と同時にシステムに登録されるため、車掌が車内で切符を確認(検札)する必要がなくなります。
乗客も、座席で寝ているところを起こされることがなくなり、全車指定席で確実に座れることと合わせ、「サービス改善につながる」というのが、JR北海道の説明です。
社会に浸透するデジタル化に呼応するように、消えて行く特急列車の自由席。
駅で切符を買って乗ることに慣れ親しんだ鉄道の利用の仕方が、大きく変わります。
◇HBC:南部肇