座席予約はネットで「いつでも」「どこでも」

 
 特急から自由席が消えて行く大きな要因の1つは、インターネットを使った「オンライン予約」の進展です。
 かつては駅の窓口か自動販売機でしか予約ができなかった座席指定券ですが、現在では、スマートフォンやパソコンで24時間どこからでも希望の列車を予約でき、支払いまで完結できます。
 北海道の場合、7年前に導入された「えきねっと」というシステムを使うことが条件ですが、ネットで予約・購入した指定券を駅の自販機で発券すれば、すぐに列車に乗ることができます。
 JR北海道によりますと、えきねっとによる指定券の購入は、既に全体の半分を超えているということで、この割合をさらに高めて行けば、自由席を廃止しても不便はないと説明します。
 また「座席未指定券」という新たな切符を導入することで、これまでの自由席のように予約をしないまま列車に乗ることもできると理解を求めています。