宮城県内は18日(土)の午後は、上空に寒気を伴った気圧の谷の影響で、西部から次第に雨となり、18日夜から19日(日)の明け方にかけては標高の高い地域を中心に雪が降る見込みです。山形や秋田方面に抜ける峠道では積雪となる可能性があるため、車の運転には冬タイヤが必要です。

ところで、上空の寒気がどれくらい強いと雪が降るのかについて、「高度1500メートル付近に氷点下6度以下」の寒気が入ってくると、平地でも雨ではなく雪が降る目安とされます。18日は西日本に氷点下6度以下の寒気が入っていて、島根県の松江と山口県の下関で初雪が観測されました。松江は平年より19日、下関は平年より22日もそれぞれ早い観測です。一方、宮城の上空に18日夜に流れ込んでくる寒気は、1500メートル付近で氷点下2度前後の予想で、平地で雪が降ることはない見込みです。

しかし、24日(金)から25日(土)にかけては、この時期としてはかなり強い寒気が東北地方に流れ込んでくる見込みで、その強さは宮城の上空1500メートル付近で氷点下10度くらいと予想されています。

こうなると降るものは宮城県内の平地でも雨ではなく雪になる可能性が高いとみられます。仙台の初雪の平年は11月26日ですが、それより1~2日早く観測されることも十分に考えられます。24日(金)からの週末に車を運転するという方は、それまでに冬タイヤに交換するようにしましょう。その前の勤労感謝の日の23日(木)は最高気温が20度近くまで上がる見込みで、そこから週末に向けて一気に寒くなるため、体調の管理にも十分注意してください。
