■アジアプロ野球チャンピオンシップ 日本代表ー韓国代表(17日、東京ドーム)

西武の2年目・隅田知一郎(24)がアジアプロ野球チャンピオンシップの韓国戦に先発し、7回を投げ7奪三振無失点。鮮烈な侍ジャパンデビューを飾った。

プロ2年目の今シーズン、開幕から先発ローテーションに定着し9勝。左投手ではリーグ最多の128奪三振と能力の高さをみせ、侍ジャパン入りを果たした。

隅田にとって初めての国際大会の舞台。きのうの台湾戦に続き、広島の坂倉将吾(25)とバッテリーを組んだ。1回、先頭を力強い直球で二ゴロに打ち取ると、続く打者からスプリットで初三振を奪い初回を3者凡退で抑えた。

2回も先頭に対しチェンジアップで三振を奪うと、3回にも8番、9番打者から連続三振を奪いパーフェクトを継続する。

先制点をもらった直後の4回、先頭に内野安打を許すと、二死から安打を与え1塁、2塁のピンチを背負う。それでも続く打者を直球で投ゴロに打ち取り、この日初めてのピンチを切り抜けた。

5回も死球で出塁を許すが無失点に抑えると、6回にも二死2塁のピンチを背負うが、4番を二ゴロで仕留めた。7回のマウンドにも上がった隅田はこの回も三振を奪うなど得点を許さず。7回77球を投げ3安打7奪三振無失点と、初めての国際大会でその存在感を示した。