イネの生育調査が1日、宮城県内で一斉に行われ、大崎市の水田では、これまで遅れていた生育がほぼ平年並みまで回復したことがわかりました。

イネの生育調査は、県内35か所の水田で一斉に行われました。このうち大崎市古川にあるササニシキの水田では、県農業改良普及改良センターの職員が生育状況を調べました。

その結果、草丈は平年より1.6センチ長い50.5センチ、1平方メートルあたりの茎の数は平年より59本少ない569本で、葉の枚数は平年並みの10枚でした。

これまでの調査で、生育は3日ほど遅れていましたが、このところの気温上昇でほぼ平年並みまで回復しました。

県大崎農業改良普及センター・佐藤泰久技術次長:
「茎数は穂の数、収量に影響し、今まで若干少なめだったが、今回の調査では必要量確保されている状況」


県では「今後、水田の水を抜き、根を強く張るよう促す“中ぼし”管理をしてほしい」と、呼びかけています。