盛岡市動物公園ZOOMOで14日に横浜の動物園からやってきたオスのキリンの一般公開が、17日始まりました。

17日公開されたアミメキリンの「カナト」は2歳のオスで、よこはま動物園ズーラシアで生まれました。今年9月に盛岡に来る予定でしたが横浜で輸送箱に入らず、日程を調整しなおして11月14日、およそ15時間かけて無事、盛岡に到着しました。
カナトは輸送箱からすぐに下りて部屋に入ると、枝や葉を元気に食べました。
ZOOMOではおととし8月、オスのキリンが死んでメスのユン1頭になってしまい今回、カナトを迎えることになりました。
カナトの性格は落ち着いていてマイペース。白っぽい顔が特徴で、くいしんぼうな男の子です。17日は雨のため屋内展示となり、カメラを向けられ緊張気味でした。
現在の身長は3.5メートルですがこれから5メートル以上に成長するということです。

(盛岡市動物公園ZOOMO キリン担当 山下夕奈 飼育員)
「ご飯を置いている台からユンのことが見えるんですけど、来た初日から見つめあっていて 仲良くできるんじゃないかと思っています。今後の成長をみなさんに見ていただきたいのと、ぜひ冬の動物園のキリンを見に来ていただきたいと思います」

ZOOMOは今年度から冬の間も開園していて、暖房を使いながら雪のない日は屋外に出すなどカナトに少しずつ盛岡の気候に慣れてもらいます。国内のキリンの個体数なども考慮しながら将来的にはユンとの繁殖が検討されます。