「いつかは億万長者に!」その夢を買っているという人も多いという宝くじ。11月21日には、一等前後賞合わせて10億円の年末ジャンボ宝くじの発売も控えています。

しかし、1億円以上が当選しているにも関わらず、まだ換金されていない宝くじが実は22本もあります。

宝くじの当選金の換金の時効は1年で、支払い期日を過ぎると当選金を受け取ることができなくなります。現在バレンタインジャンボで1本、ドリームジャンボで8本、サマージャンボで13本が未換金となっています。

このうち沖縄県の「那覇メインプレイスチャンスセンター」では、サマージャンボで7億円が出たものの、未換金となっていることが宝くじ売り場の運営会社の報告で明らかになっていて、担当者は「有効期限は2024年8月22日までで、お手元のくじ券を調べて欲しい」と呼びかけています。

また宝くじをめぐっては「この売り場から〇億円が出ました」などの横断幕が掲げられ、「ここの売り場は出やすいらしい」といった噂もあります。

では実際に1億円以上の宝くじが当たりやすい都道府県なのか、宝くじ公式サイトが公表している過去10年間の記録をもとに統計をとってみました。

当選本数だけで比較すると、東京が390本、大阪が222本、愛知が156本、神奈川が141本、北海道が112本となっています。

一方で当選本数の少ない県は、岩手8本、高知9本、宮崎・福井11本、大分・鳥取12本となりました。

しかし東京の人口が1410万人に対して、鳥取県は55万人とそもそも宝くじの購入数の違いがあるため、人口10万人あたりの当選確率を出してみると、順位に変動が見られました。

人口10万人あたりの当選確率の上位には1位・東京2.7837%、2位・大阪2.5210%、3位・島根2.4599%となっていて、人口66万人に対して、当選数が15本の島根が過去10年では「当たりやすい県」だったことが分かりました。

逆に当選確率が低かったのは、45位・鹿児島0.8247%、千葉0.8127%、岩手0.6688%となっていて、人口120万人の岩手県が当選本数8本と、断トツで「当たりにくい県」だったようです。また千葉県は人口631万人で全国6位ですが、当選本数は51本でワースト2位でした。

人口10万人あたりで当選確率を比較しても、最大で東京の2.7837%と少し希望があるようにも感じますが、日本国民1人あたりの当選確率で考えると、およそ2000万分の1以下。当選するのは本当に奇跡としかいいようがありません。

一攫千金を狙って宝くじを購入する際は自分の財布の範囲で、楽しめる規模で運試しをしたほうがいいかもしれません。