■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦 フィンランド大会(日本時間18日、エスポー)

女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織(23・シスメックス)がジャンプのミスも大きく崩れることなく、69.69点で首位スタートを切った。

世界選手権2連覇中の坂本は、GP初戦のスケートカナダで、今季世界最高の226.13点で優勝。自身初のファイナル制覇に向け、今大会3位以内に入れば12月に北京で行われるファイナル進出が決まる。

この日は最終12番滑走。冒頭は飛距離のあるダブルアクセル(2回転半)を決めると、3回転ルッツは着氷するがエッジエラーを取られる。続く連続ジャンプは3回転フリップが2回転になったが、3回転トウループを跳びコンビネーションに持ち込んだ。得点はスケートカナダの75.13点には及ばずも首位に立った。

フランス大会のフリーで4回転トウループに成功した住吉りをん(20、オリエンタルバイオ/明治大)は、3回転フリップ-3回転トウループの連続ジャンプ、3回転ルッツなどジャンプは全て着氷。得点は坂本とわずか1.04差の68.65点で、自己ベストをマークし2位に入った。

スケートアメリカ8位の河辺愛菜(19、中京大)は、昨年同大会で3位。この日はジャンプで2度の転倒により得点が伸びず、ショートは最下位でフリーに挑む。

【女子ショート結果】
1位)坂本花織 69.69点
2位)住吉りをん 68.65点
3位)キム・チェヨン(韓国)66.19点
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12位)河辺愛菜 50.12点