■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦 フィンランド大会(日本時間17日、エスポー)

大会初日、男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、スケートカナダ2位の三浦佳生(18、オリエンタルバイオ)が今季ベストの93.54点をマークし、首位スタートを切った。スケートアメリカ3位の佐藤駿(19、エームサービス/明治大)も大きなミスなく滑り切り、90.41点で2位につけた。

三浦は昨季のスケートアメリカ、スケートカナダで2位。GPファイナルにも進出し、四大陸選手権では大会史上最年少での優勝と飛躍の一年となった。今季はフィンランディア杯(10月8日)で合計267・81点で優勝。

この日は11番滑走で登場した三浦は、冒頭の4回転サルコウ-3回転トウループ、トリプルアクセルをクリーンに決めて勢いに乗る。後半の4回転トウループもGOE(出来栄え点)で3点台を引き出し、ジャンプは全て着氷。終盤で足替えのシットスピンで得点がつかずも、自己ベストの94.96点に迫る高得点をマークした。

三浦と佐藤は2季連続のGPファイナル進出に向け好スタート。島田高志郎(22、木下グループ)は4回転サルコウは着氷するが、3本目のトリプルアクセルで着氷が乱れ、77.81点と得点が伸びず4位で明日のフリーへ。

【男子ショート結果】
1位)三浦佳生 93.54点
2位)佐藤駿 90.41点
3位)ジミー・マ 80.19点
4位)島田高志郎 77.81点