岩手県奥州市出身のメジャーリーガー大谷翔平選手が今シーズンのアメリカンリーグの最優秀選手=MVPに満票で選ばれました。

大谷選手の出身地である岩手県奥州市では市役所でパブリックビューイングが行われ、倉成淳市長をはじめ市民など200人が集まり発表の時を待ちました。

午前8時半すぎに大谷選手のMVP選出が発表されると、集まった人たちは大歓声を上げて祝福していました。

倉成市長は「人間性に裏打ちされた活躍が世界中で支持された。史上初の満票でのMVP受賞をお祝いしたい。」としたうえで、3月のWBC決勝前に大谷選手がチームメイトを鼓舞した言葉「憧れるのをやめましょう」になぞらえ「きょう1日は(祝福することを)遠慮するのをやめましょう。」と話し、快挙を祝いました。

(奥州市民)
「ありがとうという言葉をかけたい。まだ素晴らしいプレーを続けてもらいたい」
「発表の瞬間は体中の血が駆け巡るような感じで最高でした。奥州市の誇りですし、世界の誇りだと思っています。」

大谷選手はおととしもMVPに選ばれていて、2度目の選出は日本人選手で初めてです。また、投票した記者すべての票を集めて2度選出されるのはメジャー史上初めてです。