15日、宮城県石巻市沖で定置網に引っかかったクジラの死骸について、県は20キロ沖合の海上まで運び、重りを付けて沈め、処理することを決めました。
15日午前6時過ぎ、石巻市の狐崎(きつねざき)漁港から2キロの沖合で、体長6、7メートルほどのクジラの死骸が定置網のロープに引っかかっているのが見つかりました。県は、死骸を金華山沖で処理することを決め、16日午後4時半現在、沖合20キロの地点まで船で引っ張りながら運んでいるということです。

運び終わり次第、クジラの腹部にナタで穴を開けて溜まっているガスを抜き、その後、重りを着けて海中に沈めます。このクジラについて仙台うみの杜水族館は、「ニタリクジラかイワシクジラで死んだ状態で流れてきたのではないか」との見方を示しています。