<帆柱ドッグを考案した小澤かな子さん>
「帆柱ドッグです」
<柴田寛人記者>
「長いです。それでは測ってみます。ソーセージの先端からもう1つの先端まで、32cmあります。これがこの夏に誕生した『帆柱ドッグ』です」
「帆柱」は、船に帆を張るために立てた「柱」のことで、パンとソーセージで柱の長さを表現しています。
<柴田寛人記者>
「具がいっぱいでおいしいです」
ソーセージが2本、キャベツ、レタス、タマネギなどの野菜がぎっしり。カレー風味のミートソースとマスタードがよく合います。
<帆柱ドッグを考案した小澤かな子さん>
キッチンカーでスイーツやドリンクを提供してきた小澤さんは、気軽に味わえる南伊豆の名物を出したいと思っていました。そこで、ひらめいたのが「南伊豆の伝説」にちなんだホットドッグだったのです。
伊豆半島の南端、静岡県南伊豆町の石廊崎に社殿を構える「石室神社」です。
<金原一隆記者>
「伊豆七不思議の帆柱がこちらにあると聞いてきたんですがどこにあるんでしょうか」
<石廊崎石室神社 小澤孝宗さん>
「ガラスの下が帆柱になります」
石室神社の社殿は1901年、海面から約30mの断崖絶壁に再建されました。社殿を支える長さ12mの帆柱。この帆柱の伝説が「伊豆七不思議」のひとつになっているんです。
<石廊崎石室神社 小澤孝宗さん>
「地元の方でも知らない方が案外多くて、今回、帆柱ドッグができたことでネットで調べてもらったということも聞きましたので、それをきっかけにもっと全国的に有名になってもらったらいいですね」
江戸時代から語り継がれている「石廊崎権現の帆柱」の伝説とは…。
江戸から播磨、今の兵庫県に帰る千石船が、石廊崎の近くで暴風雨に襲われ、転覆しそうになりました。船長は江戸に向かう時も大しけで石廊権現に手を合わせたら嵐が収まったことを思い出しました。そこで帆柱を斧で切り倒し、海に投げ入れたのです。
大波に乗った帆柱は、断崖絶壁を上り、まるで神社に備えられたかのように、打ち上げられました。その後、暴風雨が収まり、千石船は無事に通過できました。
石廊崎権現の帆柱を題材にしたホットドッグ。小澤さんは地元の商工会から紹介された料理専門家と試作を重ねました。
<帆柱ドッグを考案した小澤かな子さん>
「帆柱ドッグ」は9月、「南伊豆ブランド」の特産品に認定されました。
<帆柱ドッグを考案した小澤かな子さん>
11月18日と19日には、下田市で開かれるイベントで帆柱ドッグが販売される予定です。
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