客が増える年末を前に、新潟県長岡市の商業施設で刃物を持った不審者に対応する防犯訓練が行われました。
イオン長岡店で行われた防犯訓練。
食品売り場で買い物をしていた客が突然、刃物を持った不審者に襲われ、けがをしたという想定で行われました。

訓練での従業員のやりとり
「10分ほど前にこちらで何者かにお客様が切り付けられる事件が発生しました」「110番、119番通報はしましたか?」

長岡市の別の商業施設では9月に買い物客ら3人が包丁で切り付けられ、けがをする事件が発生し、18歳の高校生が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
訓練では、従業員がカートやさすまたを使って不審者を追い込み、他の買い物客の避難を誘導。警察が臨場し、犯人を確保するまでの手順を確認しました。

イオン長岡店 秋山佳男店長
「9月の事件を受けて、他人ごととは思えない状況下になりました。お客さまの救護、それから避難誘導は従業員誰もができるような体制づくりをしたい」
長岡警察署 生活安全課 中村敏彦課長
「最優先はお客さまと従業員の命、人命確保。落ち着いた行動を心掛けていただければ」

イオン長岡店では、今後もいざというときに備えた実践的な訓練を続けていきたいとしています。