■「恵みの雨を...」農家が抱える不安、懸念

顕著になった水不足。大きな影響を受けるのが農業です。


(農業を営む 善木治正さん)
「これから稲に花が咲いて実がつくときに一番水が必要な時期。干上がって枯れてしまうと終わり。お天道様が相手ですから」

流域には、水田の水のほとんどを「旭川ダムの水」でまかなっている地区もあります。

(岸 秀子さん)
「とにかく恵みの雨がほしい。いくらダムから来る水でも安心していられない。ダムの水を止められたら困ります」


気象庁によりますと、西日本の今後1か月の降水量は平年並みか、それより少ない見込みだということです。目前に迫った20年ぶりの取水制限。しばらくは天をあおぐ日々が続きます。