JAXAの宇宙飛行士・大西卓哉さんが、2025年頃に自身2度目となる、国際宇宙ステーションの長期滞在に臨むことがわかりました。

盛山文部科学大臣はきょうの会見で、JAXAの宇宙飛行士の大西卓哉さん(47)が2025年頃に、ISS=国際宇宙ステーションに長期滞在する予定だと明らかにしました。

大西さんは2016年7月から10月までのおよそ4か月間、自身初めてとなる国際宇宙ステーションの長期滞在をしていて、今回の滞在が実現すれば2度目となります。

大西宇宙飛行士は、「初飛行から帰還しておよそ7年という歳月のあいだ、次の機会を見据えて、『きぼう』日本実験棟のフライトディレクタ業務をはじめ、様々な経験を積んで参りました」「ISSの運用が続く限り、宇宙飛行士も地上の管制官・エンジニア・研究者も、更なる高みを目指して挑戦を続けていきます。私もこれまでの知見を結晶させて、この先の訓練、そして長期滞在に向けて邁進して参ります」とコメントしています。

また、盛山文科大臣は会見で、次に国際宇宙ステーションに滞在することになっている油井亀美也宇宙飛行士について、これまで2024年頃とされていた滞在の時期が、2025年に延期されたと発表しました。

油井さんは2015年には自身初めての国際宇宙ステーション滞在で、日本の無人補給船「こうのとり」をロボットアームでキャッチするなど、様々なミッションに参加しました。