ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、ウクライナ出身のオペラ歌手が12日、仙台でコンサートを開きました。平和への願いを込めてアンコールで歌ったのはあの曲でした。

宮城野区文化センターで開かれたコンサート。ウクライナ出身のオペラ歌手、オクサーナ・ステパニュックさんが民俗楽器のバンドゥーラを演奏しながら、魂のこもった歌声を響かせました。

2003年に初来日し、現在は日本に暮らすオクサーナさん。遠く離れていても、戦火の中にある故郷を忘れたことはありません。

オクサーナさん:
「私は毎日母国のことを考えています。毎日私の両親に連絡しています。やはり心は痛んでいます」

12日は、ウクライナの民謡が元になった曲をソロで披露。祖国への平和の願いを込めて「キーウの鳥の歌」歌い上げました。

観客:
「魂が乗っていて言葉がストレートに伝わった。ウルウルしました」
「声も高くてよく聞こえたし、ピアノを弾いてたのは音がきれいだった」

アンコールに応えてオクサーナさんが最後の曲に選んだのは…、日本の唱歌「故郷(ふるさと)」でした。観客も、自然と歌詞を口ずさんでいました。

オクサーナ・ステパニュックさん:
「音楽の力は非常に素晴らしいと思います。毎日毎日、平和を祈って、私は自分の音楽の力で世界を見守りたい」

オクサーナさんは、全国各地でコンサートを開いています。県内では、12月3日、多賀城市で開かれるオペラのコンサートに出演するということです。