■スピードスケートW杯第1戦 帯広大会(11日、帯広・明治北海道十勝オーバル)

大会2日目の女子1500mに出場した高木美帆(29、TOKIOインカラミ)が、1分54秒54で優勝した。堀川桃香(20、富士急)が1分57秒35で6位、佐藤綾乃(26、ANA)は1分58秒45で12位。

前日の1000mではトップに0秒11及ばず惜しくも2位。この日は自身が世界記録(1分49秒83)を持つ1500mに挑み、アウトからスタートした高木は1周目から安定した滑りをキープし、20年12月に記録したリンクレコード(1分54秒08:全日本選手権)に迫る好タイムでフィニッシュした。

今季のワールドカップがいよいよ開幕し、帯広市の隣町・幕別町で育った高木は、地元開催のW杯初戦で1000m、1500m、そしてこの後行われる団体追い抜きの3種目に出場する。

前日のレース後に「優勝したかった、みなさんの前でありきたりですけどかっこいい所、良い所を見せたかった。不完全燃焼の気持ちがあるので切り替えたい」と話していた高木は、この日得意の1500mで優勝を飾り、地元ファンの期待に応えた。