■スピードスケートW杯第1戦 帯広大会(10日、帯広・明治北海道十勝オーバル)

女子1000mに出場した高木美帆(29、TOKIOインカラミ)が今季W杯初戦で1分14秒68をマークし、2位でフィニッシュ。佐藤綾乃(26、ANA)は1分16秒53で9位、菊池純礼(27、富士急行)は1分16秒65で12位だった。北京五輪同種目で銀メダルのユッタ・リールダム(24、オランダ)が1分14秒57で優勝。

最終10組に登場した高木は、最初の1周でスピードに乗ると、持ち前の持久力を生かした粘り強い滑りをみせるが、優勝のリールダムに0秒11及ばず惜しくも優勝を逃した。

高木は1000mは1分11秒71(2019年3月)の日本記録を持ち、北京五輪では金メダルを獲得。昨季からナショナルチームを離れ、元日本代表のヨハン・デビットコーチと新チームを結成した。

10月20日~22日に行われた全日本距離別選手権(長野)では、1000mで7連覇、1500mでは8連覇を達成。新体制の初戦で2冠に輝いた。

今大会は高校時代を過ごした帯広で行われ、W杯としては2018年以来5年ぶりの地元開催となり、この日の1000mと世界記録を持っている1500m、団体追い抜きの3種目に出場する。