■三井住友VISA太平洋マスターズ 第1日(9日、静岡・太平洋クラブ 御殿場コース、7262ヤード、パー70)

国内男子ゴルフは残り4戦となり、現在賞金王争いトップの中島啓太(23)は、3バーディ、2ボギーの1アンダー、25位で1日目を終えた。

前週の「マイナビABCチャンピオンシップ」で優勝した中島はインからスタート。序盤はパーで凌ぐ我慢のゴルフが続いた。15番パー4では、2.5mのパーパットがショートしてボギーとなるが、続く16番、左のフェアウェイバンカーからのセカンドショットをピンそばにピタリと寄せた。ここでバーディを奪い、イーブンに戻す。そして18番パー5では2オンに成功し、楽々バーディの1アンダーで前半を折り返す。後半は5番でバーディを奪うが、6番でボギー。この日は、1アンダーの25位タイで1日目を終えた。

「憧れの地であり、憧れの大会」と前日話した、大会連覇を狙う石川遼(32)は、前半を1バーディ、2ボギーで回り、トップと4打差の1オーバー、45位タイで後半へ。1番と5番でバーディを奪ったものの、残り4ホールでスコアを伸ばすことは出来ず中島と同じ1アンダーの25位タイとなった。

その石川と同組で回った金谷拓実(25)は、前半だけで3バーディ。しかし、後半、ひとつスコアを落とし、通算2アンダーで9位タイに入った。現在賞金ランキング2位で1位の中島との差は、約1952万円。4年前にはアマチュアでこの大会を制した金谷。相性のいいコースで2度目の優勝を目指す。


【三井住友VISA太平洋マスターズ第1日】
1位 ー4 小鯛竜也、幡地隆寛、大堀裕次郎 
4位 ー3 今平周吾、宮里優作、他3人
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9位  ー2 金谷拓実、他15人
25位  ー1 石川遼、中島啓太、他5人