賞金王は「目指してます」

槙野:そんなプロ2年目ですけども、今シーズンどんな目標を持って臨んでいますか。

中島:賞金王になったら来年海外に挑戦する道も増えてくるので、そこを目指して頑張ってます。

槙野:やっぱその賞金王っていうのは常に目指してる部分ではありますか?

中島:はい、目指してます。

槙野:プロ2年目での賞金王というのは、ご自身の中でのプランとしてはどうですか早いですか?それとも想定通りですか?

中島:早いですね。まず1勝するのも大変だと思ってたので、成功してる方だとは思うんですけど、本当に悔しい試合もたくさんあるので、もっと頑張りたいと思います。

槙野:アマチュアの時に勝利(21年パナソニックOP)しているじゃないですか。その時って賞金だったり、そういうのって出ないじゃないですか。サッカーはもうプロ契約しないままピッチに立つとそういう賞金って出ないんですけど、だからこそ早く契約にサインしたいっていうのもやっぱりあるんですか?

中島:いや、ただ試合に勝ちたかっただけでプレーしてましたし、それはプロになっても変わらずにまだ2年目なんですけど、そういう風にできている。試合に勝ちたい欲だけで試合してる方が強いのかなと思いますね。

槙野:すごいですね、23歳ですよね。常に若い時はお金のことしか考えてなかった。金谷拓実選手と賞金争いですけども、どうですか?よく知ってる先輩との戦いになりますけど。

中島:一番身近で尊敬できますし、金谷さんのゴルフスタイルも全部知ってるので、一緒に優勝争いしたら一番手強い選手っていうのも分かってますけど、やっぱり初優勝した時は金谷さんとプレーオフして勝ち切れたので、もう一回勝ちたいなと思ってます。

槙野:お互いやっぱり意識し合うような、そういう存在になってますか?

中島:はい、意識してますし、金谷さんからもライバルって言っていただいたので。

槙野:いい関係ですね。

賞金で時計を購入

槙野:初優勝で買ったもの。何かあるんですか?

中島:もちろん家族と、あとは行ってた幼稚園に今姪っ子が行ってるので、そこに寄付させてもらったりとかはしたんですけど。目標が1個あって、シーズン中に1億円を獲得賞金で突破したらスーツ着る機会も増えたので、時計を買おうと決めてて。目標を9月に達成したので、時計は1本買いました。

槙野:何を買ったんですか?

中島:セイコーの時計を買いました。

槙野:時計とか靴とか車とかバックはやっぱり男のロマンですよね。自分の中で次に勝った時、賞金王になった時は「これ欲しいな、買おうとしてる」っていうのはあるんですか?

中島:全く物欲がないんで。ゴルフがうまくなればいいです。

槙野:御自宅に何かトレーニングルームがあるんですよね?

中島:家にはトレーニングジムと練習できる施設は去年ですかね、作って。

槙野:何かご自宅の器具で気に入ってるものって何ですか?

中島:スクワットラックが本当に気に入ってて、それをずっと愛用してます。

槙野:重さってどのくらいまでやってます?

中島:スクワットだったら150キロぐらいですけど、デッドリフトだったら結構重めに設定されるのでしんどいです。

槙野:すごいなそれが家にあるのね。ツアーもいよいよ終盤戦ですけども。VISA太平洋マスターズの印象、意気込みなんかありますか?

中島:本当に素晴らしいコースですし、そこでたくさんのギャラリーの方が入られて18番ホールは本当にいい景色になりますし、そこで優勝をしたいなって思ってます。

槙野:やっぱり見に来てくれるお客さんの前でプレーするのってどうです。

中島:一番気持ちいいです。

昨年は石川遼が星野陸也とのプレーオフを制し大会3勝目

中島:僕はグリーン横で石川遼さんと星野陸也さんのプレーオフを見てましたけど、本当にたくさんのギャラリーの方がグリーン周りを囲んでて、その中で優勝して。絶対格好いいと思うので、自分も優勝したいって思いました。本当にこれから大きい試合がたくさん続きますし、一打一打が大事になってくるので、集中して賞金王になれるように頑張りたいと思います。