子どもに多い感染症、いわゆる“プール熱”の流行が富山県でも急速に広がっています。富山県内の患者数は2010年以来、13年ぶりに警報レベルを超えました。

8日に発表された咽頭結膜熱、いわゆる“プール熱”の一定点当たりの患者数は前の週から1.28人増えて3.90人にのぼり、警報レベル(3.00人)を超えました。県内でプール熱の患者数が警報レベルを超えるのは、2010年12月に定点当たり3.20人となって以来、13年ぶりで、特に高岡厚生センター管内で多くなっています。
県はこまめな手洗いのほかタオルやハンカチ、目薬などの共有を避けるなど感染対策の徹底を呼びかけています。
インフルエンザも感染拡大
また、インフルエンザも感染拡大が続いています。
最新の一定点あたりの患者数は、前の週の1.5倍近い8.06人で、8週連続の増加となりました。富山市保健所管内がもっとも多く、9割がインフルエンザA型です。県のまとめでは7日時点で、以下の公立学校が学級閉鎖などの措置をとっています。
伏木高校(3年生1クラスが学級閉鎖、8日まで)
井波小学校(3年生が学年閉鎖、8日まで)
富山大附属中学校(1年生3クラスが学級閉鎖、9日まで)
藤ノ木中学校(3年生2クラスが学級閉鎖、9日まで)
藤ノ木小学校(4年生1クラスが学級閉鎖、8日まで)
奥田小学校(2年生が学年閉鎖、9日まで)