短期と長期、両面で対策

今回、市では、これまで2か所に置いていたカラスが嫌がる音を出す装置を10か所に増やすなど、カラスを市の中心部から追い出すための対策を強化します。

今回の検証では、カラスが音に反応して木から飛び立つなど効果が見られたのですが、塚原さんによりますと、このような追い払いなどの「短期的な対策」の一方で、カラスの個体数を減らすための「長期的な対策」も必要だということです。

それが、カラスのえさとなるごみを増やさないことです。市ではこれまでカラス対策で黄色のネットをかぶせていましたが、ネットからはみ出したごみ袋をカラスがついばむといったケースが多くありました。そこで、4か所にボックス型のネットを試験的に設置します。

市では今回の検証について、来年3月にも結果をまとめることにしています。