福島市内のカラスは2タイプ

今回はカラスがごみを荒らすのを防ぐため、市内4か所のごみ集積所にボックス型のネットを設置するほか、カラスが嫌がる音を出す装置を2か所から10か所に増やします。

カラスの生態に詳しい専門家らと一緒にパトロールを行った福島市の木幡市長。街路樹に向かって音を出すと…。

「あ!行った行った行った」

カラスが飛び立って行きました。

検証では一時的な効果が見られましたが、市では今後も検証を行い、データを集めることにしています。

福島市・木幡市長「(カラスが)対策に慣れてしまって戻ってきてもいけないので、専門家の指導を受けながら、戻ってこないような対策をやっていかなければならない」

市民を悩ませているカラスの被害。今回市が対策の協力を仰いだカラスの生態に詳しい宇都宮大学の塚原直樹さんによりますと、そもそもカラスは天敵の猛禽類から身を守るため街なかを寝床にしていますが、福島駅前のカラスは2つのタイプに分かれるといいます。

まずは、もともと市内に生息するハシブトガラスやハシボソガラスといった在来種。

そして、渡り鳥のミヤマガラスです。冬になるとこのミヤマガラスが大陸からやってくるので、今年もこれからふん害などが増える恐れがあります。