「女手一つで育ててくれた」母がいたから野球が出来た

ドラフト会議での指名後、大学で行われた会見です。
「感謝を伝えたい人は?」の質問に対して草加投手は。
(草加勝投手)
「小さい頃から、ずっと女手一つで育ててくれた母親には、やっぱり感謝はずっとしているので一番に伝えたい」

草加投手は幼いころ、母の明美さんに支えがあったからこそ、野球を続けられたと言います。
(草加勝投手)
「僕が幼い頃に両親が離婚して、ずっと母親が一人で育ててくれた。感謝してもしきれない」
「(母・明美さんは)厳しくもあり優しくもある。変なピッチングをした時はしっかり電話で叱ってくれるし、いいピッチングをした日には電話で褒めてくれるので」

ドラフト会議から4日後の10月30日、草加投手は約1年ぶりに和気町の実家に帰省しました。楽しみにしていたのは母・明美さんの手料理でした。
(草加勝投手)
「実家に帰ってすぐに唐揚げを作ってもらいました。母親が作るご飯はなんでもおいしいので、何でも食べるんですよ」
立浪和義監督「マウンドで気持ちの出るタイプと聞いている」
中日は、セリーグで2年連続最下位と厳しい状況が続く中、球団は草加投手に高い期待を寄せています。
(中日ドラゴンズ・立浪和義監督)
「性格はおとなしいですが、マウンドに立つと非常に気持ちの出るタイプのピッチャーということも聞いていましたし、本当にいいピッチャーを指名することができた」
「ドラゴンズは先発候補がたくさんいますけど、その中に入ってきてもらいたい。『新人王』...当然そこは目指してやってもらいたい」

目指すは、隣町出身のあの沢村賞投手「超えられるように頑張りたい」
最後に草加投手は、岡山出身のあの選手を超えたいと、活躍を誓ってくれました。
(草加勝投手)
「目標は沢村賞です。応援していただけることはすごく力になるので、その期待に応えられるように頑張りたい」
「山本由伸投手(備前市出身)を超えられるように頑張っていきたい」
【スタジオ】
(インタビューをした 坂井亮太キャスター)
出身の岡山県和気町のお隣、備前市出身の山本由伸投手を超えるようにと、決意をこめて書かれたこの草加投手の「沢村賞」という色紙。大学で飛躍した草加投手ですが、先輩や後輩のアドバイスが生きたと話してくれました。

