亜細亜大学で2年まで「バッティングピッチャー」3年生で急成長の訳は?

ライバルの西投手が進んだプロの世界を目指すため、草加投手は大学野球の強豪・亜細亜大学への進学を決めました。
しかし、大学では3年生の春まで試合にほとんど出場できず、役割はチームの裏方でした。
(草加勝投手)
「結果も出ていなくて、ずっとバッティングピッチャーをしていて」
ーえっ?草加投手がバッティングピッチャー?!
「バッティングピッチャーで球数を投げていたので、投げる体力がついたと思っています」

オーバースローをスリークウォーターに変え 球速大幅アップ!
投手として転機が訪れたのは大学3年生の秋でした。
当時の監督からのアドバイスで、投球フォームを「オーバースロー」から「スリークウォーター」ぎみに変えたところ、ストレートの球速がこれまでの146キロから153キロにアップ。
さらに、長年務めたバッティングピッチャーでスタミナが向上していたこともあり、投球回を重ねても球速が落ちにくくなっていました。


もちろんプロで戦いたい相手は
以降、完封試合を何度も達成し、付いた異名は「ミスター0(ゼロ)」。
大学の日本代表にも選出され、プロの世界が大きく近づきました。そんな草加投手がプロで対戦したい選手は?迷うことなく挙げたのは「高校時代のライバル」です。
(草加勝投手)
「西純矢とは戦いたいなとは思っています。投げ勝ちたい」
「先にプロ野球の世界に入って、自分は大学に進学して、別々の道になったのですが、西投手がテレビで活躍している姿を見るのは自分の刺激にもなりました。西投手を超えることを一つの目標にして頑張ってきました」

ドラフト会議の日。そんな西投手から草加投手のもとに、さっそく連絡があったといいます。
(草加勝投手)
「西投手の方から『おめでとう』というLINEを送ってくれました。西投手に『ありがとう。これからよろしく』って伝えました」
