家族に支えられつかんだ夢です。先日のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから1位で指名された、岡山県和気町出身の草加勝投手(21)。
その草加投手が故郷・岡山で「母への感謝の気持ち」「目標とする選手」さらには「高校時代の同級生・ライバルで、日本シリーズにも登板した阪神・西純矢投手への思い」も語ってくれました。
中日が交渉権を確定し「素直にうれしかったです」
(亜細亜大硬式野球部 草加勝投手⦅21⦆)
「一番は『息の長い選手』ということで、一日でも長くプロ野球選手として活躍できるように頑張りたい」

プロ野球での意気込みを語るのは、岡山県和気町出身で、亜細亜大学硬式野球部の草加勝投手です。
10月26日、都内で行われたプロ野球・ドラフト会議で、草加投手は即戦力の本格派右腕として、中日とロッテの2球団から1位指名を受けました。

その瞬間を、草加投手は亜細亜大学で迎えました。
(草加勝投手)
「まさか自分が1位指名していただけるとは思っていなかったので、うれしかったですけど、その半面驚きのほうが大きかった」
「(中日が交渉権を確定して)素直にうれしかったです。ベテランの選手も多いので、色々話が聞けますし、自分の力の向上につなげられるのでうれしかったです」
高校時代は同級生の阪神・西純也投手の控え
草加投手が野球を始めたのは小学生の時。地元・岡山県和気町の少年野球チームでした。
その後、和気中学校を卒業後に高校は岡山県内の強豪・創志学園高校に進学。

同級生には、先日の日本シリーズでも登板した現・阪神タイガースの西純矢投手が絶対的なエースとして活躍していました。【画像⑤】で創志学園のユニフォームを着て西純矢投手と向き合う背番号10が草加投手です。

在学中、その創志学園は甲子園に出場。しかし西投手の控えだった草加投手に、登板の機会はありませんでした。
表紙の【画像】は、阪神にドラフト1位指名され、胴上げされる前の様子。草加投手は後ろから西投手を見つめていました。
(草加勝投手)
「(西投手は)自分よりも技術力も精神力も上でしたし、高校生の時の自分がどれだけ努力しても、越えることができない存在でした」
「ライバルが先にプロの世界に入ったことは、悔しさはありました」
さらに、【画像⑨】は、2020年にRSK山陽放送が撮影していた創志学園高校の卒業式の時のものです。全員が髪を伸ばしている中、草加投手は...
(草加勝投手)
「ここですね一番後ろですね、一人だけ丸刈りなんですよね。亜細亜大学に入寮してすぐだったので…もう次に向けてスタートしていました」
