出力の大きな水力発電は億を超える事業費が必要ですが、『佐賀モデル』のように50kwに満たない小水力発電であれば、少ない負担で始められます。
【妙高市地域共生課 平出武副参事】
「コミュニティビジネスの一つの手法として、身近な水路を生かした水力発電を地域に展開して、地域づくりの一助にしていければという考え」
さきほどの妙高市内の農業用水路の上流部には、落差のある滝のような水流がありました。

【妙高市地域共生課 平出武副参事】
「落差があってこれだけの勢いがあって、これいいんじゃないかなと思った」
妙高市は小水力発電の可能性がある場所について住民から情報提供を求め、30か所の候補地を調査しました。
このうち2か所について採算性が高いと見込み、水量の調査を始めました。
【妙高市地域共生課 平出武副参事】
「地域を維持していくのもやっとという地域もあるので、そういった意味ではそういう地域に何らかの光を当てる。そこに住んでいる人たちが最後までそこに住み続けられるまちづくりみたいなのを目指している」
持続可能な地域づくりのヒントが、小さな用水路から見つかるかもしれません。