イギリスのチャールズ国王が即位後初めてとなる政府施政方針演説の代読を行いました。

イギリス チャールズ国王
「我が政府はあらゆる観点で、未来の世代のための長期的な意思決定を目指します」

イギリス議会では、開会日に君主が政府の施政方針を読み上げます。

チャールズ国王は7日、70年にわたって演説を行ってきたエリザベス女王の役目を引き継ぎ、即位後初めてとなる「国王演説」に臨みました。

スナク政権の方針が示されるこの演説では、政府がインフレ対策に優先的に取り組む姿勢が示されたほか、エネルギー安全保障を強化するため北海の石油と天然ガス開発をめぐり事業者に新規認可を与える法案を導入することなどが発表されました。

また、ロシアによるウクライナ侵攻に触れ、NATO=北大西洋条約機構の強化を掲げたほか、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を促進し、中東の平和のため役割を果たしていくと述べました。