ことしで開港60周年を迎える富山空港。富山県が目指す空港の民間活力の導入に向け、セミナーが開かれました。

このセミナーは富山空港のコンセッション、民間活力の導入について広く学ぼうとはじめて開かれたもので、富山県の新田知事や空港関係者、県内企業の役員などおよそ110人が参加しました。


新田知事:「このインフラ(富山空港)をしっかりと維持していくことは大切ですが、それだけではなくて、常に進化させ、時代にアップデートさせていく。そのようなことが必要だと考えています」

セミナーでは、数々の空港コンセッションに関わってきた国土交通省の芦田真太郎さんや、和歌山の南紀白浜空港を立て直した岡田信一郎さんが登壇し、事例などを交えながら民営化のメリットや富山空港の可能性について語りました。

岡田さん:「私から見て富山空港は非常にポテンシャルが高い。観光資源もあり、空港アクセスもいい。2拠点居住だったり移住する人も増えるだろうし。空港を拠点に地域を変える、富山空港から県の発展に導いていくということができるんじゃないかなと」

県は、空港を運営していく企業の公募を24年度中に始める予定で今後も、民間活力導入への理解を深める機会をつくっていきたいとしています。
