近畿大会「大阪桐蔭×京都外大西」は接戦に

 近畿大会決勝は、3連覇を狙う大阪桐蔭と、この近畿大会、3試合連続で接戦をものにして勢いにのる京都外大西の対戦。タイトルと明治神宮大会への出場権がかかった大事な決勝戦。

 大阪桐蔭の先発は、準々決勝の報徳学園戦で終盤の2イニングをノーヒット4奪三振と完璧なリリーフを見せた1年生の森陽樹投手。西谷浩一監督が「後ろにエースが控えているので、5回まで行ってくれれば十分という思いで送り出した」と語ったスーパー1年生が、立ち上がりから安定感抜群のピッチングを見せます。189cmの長身から繰り出す力強い速球と切れ味鋭い変化球を武器に、京都外大西打線に付け入るスキを与えません。5回までに7つの三振を奪ってチームを勢いづけます。

 打線が森投手の力投にこたえたのは2回。京都外大西の先発・相馬悠人投手から1アウト2塁のチャンスをつくると、8番の賀川陽日選手が3試合連続となるタイムリーヒット。5回にも1点を加えて、2点のリードを奪います。