対話型AI「チャットGPT」を手がけるアメリカのオープンAIは、より長い文章の扱いなどが可能となる新しいモデル「GPT‐4ターボ」を発表しました。

オープンAIは6日、アメリカ西部サンフランシスコで初めてとなる開発者会議を開き、この中でサム・アルトマンCEOは「チャットGPT」の新しいモデルとなる「GPT‐4ターボ」を発表しました。

ことし4月までの情報が反映されるほか、入力できる文字数がこれまでの2万5000から増加し、300ページを超える長い文書も扱えるようになります。また、外部の企業が利用する際の単価を、2分の1から3分の1に引き下げるとしています。

そのほか、企業や個人がAIを容易にカスタマイズできる機能が新たに加わり、文章の書き方や交渉のコツ、洗濯の仕方など様々な目的に特化したAIを作成できます。

11月中には、それらをアプリのように自由に公開できる「GPTストア」を開設するとしていて、利用者の人数に合わせて収入を得られるといいます。

4日にはイーロン・マスク氏が率いるxAIが独自のAI「Grok」を発表していて、生成AIをリードしてきたオープンAIとして存在感をアピールする狙いがあります。