徳島県佐那河内村の村立「佐那河内保育所」で、保育士5人により、1~2歳の園児らに「吐き出した物を食べさせる」「感染症の症状がある園児の鼻水を別の園児の体につけ病気をうつそうとする」といった虐待行為など計30件が行われていた問題。日本こどもの安全教育総合研究所の宮田美恵子理事長は保育士による虐待を防ぐためには『保育の見える化』が重要だとして、派遣職員の活用などといった具体策についてなども解説します。
『吐いた物食べさせる』『感染症を別の園児に移させるためキス』など虐待行為

ーー20代~40代の女性保育士5人が、当時1~2歳だった園児に30件の加害行為をしていたことがわかりました。▼背中や太ももをたたく▼吐き出したものを食べさせる▼感染症をほかの園児に移させようと、園児の鼻水をほかの園児につける、くしゃみを浴びせる、キスをさせる▼机の上にこぼした牛乳を紙で集めてコップに入れ、また飲ませる…などの行為があったということです。怖い思いをしたのか、食事などをするときに泣き出してしまう子どももいるとかそういう調査報告もあがっていたということです。虐待と認定された行為の一部ですがどのようにご覧になりますか?
「この行為を見てみますと、特に感染症については、場合によっては命にも関わることもあるわけで、こんなに手の込んだことをわざわざやっているってことに本当に驚いています」