■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦・フランス大会(日本時間4日、アンジェ)

女子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、SP5位の住吉りをん(20・オリエンタルバイオ/明治大)が4回転トウループを決めるなど、フリー1位の演技をみせ、合計197.76点で昨季のフランス杯に続き2大会連続の3位に入った。

冒頭のダブルアクセル(2回転半)ー3回転トウループの連続ジャンプを決めると、続く2本目で大技の4回転トウループを着氷した。回転不足もなく、GOE(出来栄え点)で1.76の加点がついた。その後もジャンプで大きな失敗はなく安定したスケーティングを披露し、順位を2つ上げ3位で表彰台に立った。

4回転トウループの成功は国際スケート連盟(ISU)公認大会では日本女子初の快挙となり、02年に安藤美姫が女子では世界初の4回転サルコウを決めた。

今大会、2季ぶりにGPシリーズ復帰の樋口新葉(22・ノエビア)はSP6位から一つ順位を上げ5位。千葉百音(18・木下アカデミー)は9位で終えた。昨季GPファイナル2位でSP首位のイザボー・レビト(16・アメリカ)が合計203.22点で優勝した。