11月1日の『自衛隊記念日』にちなんだパレードが3日、長崎県佐世保市で行われ、小銃を携帯した陸上自衛隊の隊員がアーケード街を行進しました。

陸海の自衛隊が主催した3日の市中パレードには、海上自衛隊の教育隊と陸上自衛隊水陸機動団のほか、アメリカ海軍佐世保基地の隊員ら合わせて650人が参加しました。

水陸機動団の一部の隊員が携帯しているのは “20式小銃”と呼ばれる最新式の小銃で、全国の部隊で最初に佐世保市の水陸機動団に配備された銃です。

陸上自衛隊では国民を守る自衛隊の真の姿を見せるためとして、佐世保の市中パレードでは実弾を装填していない銃を携帯して行進をしています。

パレードを見た人:
「あれはあれでいいんじゃないかなと思いますけど、実際の装備品として持っているということを市民が見るというのはですね」

「アイテムとして、それはそれでよかったと思います」

一方で、銃を携帯したパレードに反対の意思を示す人も──

銃携帯パレードに反対の人:
「こういう時に銃をもって…武器では絶対平和は守れないと思うんですよ」

佐世保市での自衛隊の市中パレードは2002年から始まり、途中、新型コロナによる中止を経て今回で19回目になります。