中国ペアによる人工繁殖

1998(平成10)年、トキの人工繁殖は大きな転機を迎えます。

中国から当時の江沢民国家主席が来日し、日本に中国産トキのつがいを贈呈することを表明しました。翌年、オスの「友友(ヨウヨウ)」とメスの「洋洋(ヤンヤン)」が来日し、佐渡トキ保護センターで飼育されることが決まりました。

そして1999年5月には、「友友」と「洋洋」に間にオスのヒナが誕生します。
ヒナは「優優(ユウユウ)」と名付けられこれが日本初の人工繁殖例となりました。

この後も中国から供与された個体による人工繁殖は成功し、飼育数も順調に増加していきます。