2日午前、岩手県一関市でクマに米袋を破られたり、カキの実を食い荒らされたりする被害が確認されました。

警察によりますと2日午前6時半ごろ、一関市萩荘の無職・佐々木保さんの住宅の敷地内にある小屋で、米が入った袋にクマのものとみられる爪痕があるのを佐々木さんの妻が発見し一関市役所に連絡しました。庭先には米が散乱していて、住宅から約50メートル離れたところには破れた米袋が落ちていました。

午前9時半すぎには同じ一関市萩荘の無職・菊地敬喜さんの住宅の敷地内にある柿の木で、実が食い荒らされているのがみつかりました。木にはひっかき傷があり、枝が折れていたほか、敷地内にはクマのものとみられるふんが落ちていたということです。

午前6時半すぎには一関市花泉町でも、住宅の敷地内にある小屋から米が入った袋がクマに持ち去られる被害が確認されています。