「みんなを助けられるような選手に」


岩田稔さん。元阪神タイガースの投手でWBC日本代表で世界一にもなった経験を持ちます。高校時代に1型糖尿病を発症しながらプロ野球選手として16年間の現役生活を全うし、いまは、患者の希望になりたいと各地で啓発活動をしています。

<吉田充汰くん>
「え?」
<岩田稔さん>
「こんにちは。会いにきたよ。こういう選手になりたいと目標を持ってやっていくことがすごく大切。そういう努力をするためにも、血糖値のコントロールだったり、そういうことも自分でいろいろ考えながら」

岩田さんのサプライズ訪問に充汰くんは勇気をもらいました。

1型糖尿病を正しく理解してほしい。充汰くんの両親は、1型糖尿病の子を持つ保護者が運営する団体「Type 1 Unity」で病気について伝える活動をしています。

<母・友佳さん>
「病気の原因自体が違うというところを理解していただきたいのと、子ども1人1人すごく頑張ってやっているので、応援してもらう気持ちで見てもらえたら」

充汰くんの夢はプロ野球選手になること。血糖値さえ管理すれば、挑戦できることは岩田さんが証明しています。

<充汰くん>
Q.どんな野球選手になりたい?
「1型(糖尿病)のみんなを助けられるような選手になりたいです」