静岡県内で相次ぐ強盗事件。12月からすでに9件の強盗事件が発生していて、県警は2月20日、緊急で注意を呼び掛けるパトロールを実施しました。

背景に疑われるのはトクリュウの存在。被害に遭わないための「自己防衛力」強化が求められています。

警察官が訪れたのは自動車整備会社の店舗兼住宅。強盗事件への警戒感を高めてもらうための緊急のパトロールです。

<警察>
「最近は事前に電話をかけてきて、お宅の資産状況とか、家族構成を聞いてくる電話あるんですけども、そういった電話は最近ございますか?」
<住人>
「しょっちゅうありますね。知らない電話番号や、番号が長い電話とかね」

パトロールでは、防犯設備の設置状況のほか玄関や窓の施錠の確認や侵入しやすい場所がないか点検しました。

静岡県内の強盗事件をめぐっては、2025年12月、長泉町で高齢夫婦が拘束され現金約1000万円が奪われる事件が発生。指示役、実行役を含めてすでに7人が逮捕されています。

県内ではこの事件を皮切りに9件の強盗事件が発生していて、その被害は後を絶ちません。

特に、長泉町の事件、伊豆市修善寺の事件、磐田市の事件はいずれも深夜から未明にかけての犯行で複数人が住宅に押し入る状況が酷似しているため、匿名・流動型犯罪グループいわゆるトクリュウの関与が疑われています。

その磐田市の強盗事件では複数の人物が就寝中を狙って住宅に侵入。住人が異変を感じて起きたところ犯人と鉢合わせて棒のようなもので殴られました。犯人グループは逃走中です。

<近くに住む人>
「今は1人か2人で住んでいる人ばかりだから大変だね」
<近くに住む人>
「怖いですよね。そんな暴力的な事件があるなんて、(強盗事件なんて)ない地域みたいなとこはありましたから」

頻発する強盗事件。警察がキーワードに挙げたのは「自己防衛力」です。

<静岡県警生活安全部生活安全企画課 小松航警部>
「施錠のクセをつけていただく。外出時や就寝時だけではなく、自宅にいる際も施錠のクセをつけていただく。防犯対策をしていただくことと、必要な防犯知識を持っていただいて、『自己防衛力』を上げていただければ、それが防犯対策につながっていく」

県警は、トクリュウに県内の情報が出回っている可能性があるとして、一人ひとりの対策の強化を呼びかけています。

個人ができる心構えとして、電話で資産や保管する現金を聞かれても答えない、外出時・就寝時は家の中すべてを施錠することなどが必要。自宅周りの防犯対策では、玄関や窓に補助錠を設置する、防犯カメラやセンサーライトを設置することなどが被害防止につながるということです。