今後の見通しは…

青果卸売業の富山中央青果によりますと、2023年は猛暑や雨不足の影響で全体的に野菜の生育が遅れ、9月から10月をピークに価格が高騰。特に、白ネギやトマトの卸売価格は、例年の2倍から3倍と高値基調が続き、ピーク時はトマト1箱が9000円を超え、1玉450円にまで上ったといいます。

野菜の高騰はいつまで続くのでしょうか…。今後の見通しを聞いてみると…。

富山中央青果 安井豊代表:
「昨年から比べるとやや高値で推移するかとは思いますけれども、比較的今よりは安定した価格になってくると思います」

11月から、全体的に価格は下がる見込みだといいます。

富山中央青果・安井豊代表:
「今までというのは、いわゆる夏場の産地。例えば、レタスやブロッコリーは長野県・群馬県といった高冷地のものであったんですけれども。今、秋作になってくると、各県の地物、それぞれの地域での野菜がメインになってくる」

11月は、野菜の産地が切り替わるタイミング。安井さんによりますと秋や冬になると各地で地場産の野菜の出荷量が増えるということで、“例年並み”とまではいきませんが、白菜や白ネギなど鍋物野菜の価格も11月下旬には落ち着きそうだといいます。