11月の警察庁指名手配被疑者捜査強化月間にあわせて去年、大分県別府市で起きたひき逃げ死傷事件について県警が情報提供を呼びかけました。

警察庁は毎年11月を指名手配被疑者捜査強化月間として指名手配中の容疑者の捜索に力を入れています。別府市で去年6月、大学生2人を死傷させ現場から逃走したひき逃げの疑いで重要指名手配に指定されている八田與一容疑者についても全国の警察へポスターの配布などが行われました。

1日は大分県内19の駅で、県警の職員が利用者に向けてチラシを配り、情報提供を呼びかけました。

(県警交通指導課・安藤竜夫次席)「過去にはこの捜査強化月間で重要指名手配被疑者が捕まったというケースもあるので県警としてもこの期間中になんとか八田を検挙したいと考えている」

八田容疑者に似た目撃情報は10月末までに3038件寄せられています。地域別では「関東」が最も多く1107件、次いで「九州」が715件(大分302件)、「近畿」が378件、そのほかの地域が525件です。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は313件。

八田容疑者は去年6月、別府市野口原の県道で停車中のバイク2台に軽乗用車で追突、大学生2人を死傷させ現場から逃走した疑いがもたれています。警察庁は事件の凶悪性から、八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。八田容疑者を加えた新たな指名手配書が10月1日から全国で掲示されています。

県警は引き続き八田容疑者に関する情報提供を求めています。

情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131